カッコつけるのを辞めた話、それから自己紹介

“MONA BOOKS” 麻生洋平

2023/12/29 12:44

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初めまして、あるいはYouTubeやSNSなどで知って頂いている方、ありがとうございます!
ウクレレ&ギタープレイヤーの麻生洋平です。

お前は誰なんだ、という方に向けての自己紹介を書こうと思います。
僕は東京荻窪でギター&ウクレレ講師を初めて13年ほど経ちます。
自分でウクレレのライブなどもしています。ギターでサポートの仕事もしています。
そこそこ長くやっているので、出会う人からはプロミュージシャンなんですね、と言われますが、自分ではよくわかりません。
まあバイトもせずに13年間よくやってこれたな、と思います。

コロナ期間中はどこもそうだったと思いますが、例に漏れず、大変でした。
ご高齢の生徒さんもいたので対面レッスンを全部中止し、オンラインレッスンに切り替えました。イベントももちろん全て中止です。

オンラインに対応できなかった生徒さんには申し訳なかったですが、そのおかげでSNSやYouTubeで知ってくれていた日本中の生徒さんに会うことができました。

そしてオンラインレッスンなので、場所がどこでも生きていけるようになりました。
そう行った自由な環境だったので、ギターの師匠の奥さんを毎朝仕事場へ送り、その後お子さんの面倒を見ていたのですが(めちゃくちゃ可愛いお子さんで今も仲良し(笑))、師匠の両親がコロナで東京が怖いということで、田舎へ引っ越すことになりました。

流石に老人2人で新生活は怖いということで、師匠の両親の面倒を見るため山中湖で僕とおじさんとおばさんの3人で、約1年間静かに過ごしました。
おばさんの庭仕事を手伝ったり、買い出し、おじさんの病院への行き来、時には旅行に連れて行ったりもしました。九州は大分の生まれの僕は、初めての豪雪の雪かきなどは新鮮に感じましたね!
たくさんの美しい景色を見たり、いろんな経験ができました。

約1年間、東京から離れて、老人と暮らす穏やかな日々を送る中で、自分はこれからどうしたら良いのか、を考えました。
そして思ったのはやっぱり腕がないと生きていけないだろう、ということで、インターネットから離れ、ひたすら音楽の練習とレッスンの日々を過ごしました。

そんな中、学生時代にCDを持っていた、素晴らしいボーカリストの神谷えりさんとインスタグラムで知り合うことが出来ました。(小沼ようすけさんとのDuoはめちゃくちゃコピーしました!Duosというアルバム必聴です!)ウクレレ好きな方にはJake Shimabukuroさんとレコーディングしたアイーダアイダが有名ですね。

ちょうど1年経ち、東京に戻ることが決まり、神谷えりさんに会いに行き、えりさん繋がりでそこから名だたるミュージシャンに会えました。(Stutsのベースとドラム、Greeenのレコーディングに参加したアーティストなどなど。そもそもえりさんはレジェンドドラマーの村上ポンタさんと生前最後のバンドを組んでいたので、素晴らしい話をいっぱい聞けました。)
そんな中会うことができたオリンピックの音楽を制作した中塚武さんも憧れる存在です。中塚さんのおかげで、素晴らしいミュージシャン、ピチカートファイブの野宮真貴さん、お笑い好きの僕にはたまらないふかわりょうさん、などを目の前で見ることができました。

そういったいろんなミュージシャンや有名人に会う中で、いろんなことを考えるようになりました。有名で稼いでいるミュージシャンもいれば、素晴らしい作品に参加しているのに生活が大変なミュージシャンもいます。音楽に命を捧げて、それ以外興味がない、といった求道者の音楽家もいます。

そう言った人々を見て、僕はどうやって生きていったら良いだろう、と考えるようになってきました。

その一つの理由として、介護の問題もあります。10歳以上年上の先輩たちがこぞって介護の話をするようになりました。
僕は若い頃親元を離れ、これといった親孝行もせず、自分の夢ばかりを追いかけていました。でも親は確実に年老いていきます。親にはせめて老後は楽な思いをしてほしい、幸せに生きてほしいと思っています。そうするためにはお金も時間も必要です。
自分1人で生きていけば良い、と思っていた僕に、そんなことでは生きていけないぞ、と先輩方から忠告を受けました。

どうやって生きていこう。
どうやったら楽しくみんなと過ごせるかな。

迷った時は、本を読む。あるいは人に聞きに行く。
というのが僕の考え方です。

ということで、こーじゅんさんに会いに行きました。
こーじゅんさんはインターネットでも有名な凄腕ギタリスト&講師で、報道ステーションのテーマ曲の作曲者でも有名な方ですね。

ネットで時々コメントをくれて、昔から知っていたのでずっと会いたいと思っていました。でも光の速さで有名になったので会えなくなっちゃったなあ、と残念に思っていました。

でもある日またコメントをくれたので、思い切ってこーじゅんさんに会いにいって良いですか、と尋ねました。
そしたら奇跡的に次の日がイベントだったので、急遽そのイベントに参加させてもらい、その後話を聞くことができました。

こーじゅんさんからはたくさんの良い話が聞けました。こーじゅんさんは太陽のような明るく、炎が燃えている人です。僕が会った中ではタイプは違えど、神谷えりさんや中塚武さんのような、常に本気で生きている人のオーラと熱量を感じました。

こーじゅんさんとの話を聞いて、いろんなことを思いました。
その中で一つ、まずはカッコつけるのをやめよう、と思いました。

アーティストぶってカッコつけたり、良いところだけを見せるのはやめよう。
自分はそういった人間ではない。
失敗やミス、ダメな自分を見せていこう、と思いました。

自分の過去を振り返り、失敗した経験を書き残して、ミュージシャンには音楽で生きていくにはどうしたら良いのか、ミュージシャンでない人にもどうやったら楽しく生きていけるか、僕の失敗を反面教師にしながら、参考にしていただければと思い、これから書いていきたいと思います。

次の話は学生時代。僕が中学時代に登校拒否になって、高校を中退する話をしたいと思います。

長いあいだ、この文章を見ていただきありがとうございます。
次回をお待ちください!

続きは下記のリンク先より。

https://monabooks.bitfan.id/contents/140351

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