ライブで本当に伝わる演奏とは?
ライブで本当に伝わる演奏とは?
― ベーシスト笹井BJ克彦さんから得た大きな気づき ―
先日、ベーシストのBJさんから
「ライブで人の心を動かす演奏とは何か」について、かなり核心的な話をしていただきました。
今日はその内容を、ファンの皆さん・レッスンに通ってくれている生徒さん向けに共有します。
家練習とライブ演奏の決定的な違い
家での練習は
→ 音量やダイナミクスが一定で、どうしても「味が薄く」なりがち
- ライブでは
→ 音符の正確さ以上に
熱量・勢い・空気感 が圧倒的に大事
特に序盤(イントロ)でエネルギーが足りないと、お客さんの「ワクワク」が立ち上がらない。
表現を一気に豊かにするポイント
① ダイナミクスは「一音一音」に付ける
- フレーズの頭(トップ)を強く
- 同じ音の繰り返しでも、毎回ニュアンスを変える
- 音を「伸ばす/止める」のコントロールで表情を作る
② 音符以外の“ギター的表現”を増やす
- チョーキング
- プリングオフ
- オクターブ奏法
- ピッキングの強弱やザラっとした質感
「正しく弾く」よりも
存在感が前に飛び出す音を優先すること。
タイム感についての大きな考え方の転換
メトロノームに
「合わせに行く」演奏は、時に熱を奪います。
大切なのは
自分の中のパルス(拍感)を持ち、そこにメトロノームを同期させる感覚。
多少の早い・遅いが
結果的に「ノリ」「熱量」になることもある。
きれいさより、伝わることを優先する。
バンドで弾くという意識
ソロ中心でやってきた自分にとって、
「バンドを聴きながら弾く」意識は大きな課題。
- 歌っている時は出しゃばらない
- 隙間に小さくても意味のあるフィルを入れる
- 周りのエネルギーに反応して、自分の熱量も変える
自分の音だけに没頭しない。
全体を聴いて、その中で前に出る。
マインドセットの話(ここが一番大事かもしれません)
ライブでは前に立つ覚悟を持つ
- 「オラオラ」くらいの気持ちでいい
- 縮こまらず、玉砕覚悟でエネルギーを出す
海外では特に、
クールさよりも熱量に人は反応する。
そしてもう一つ大事なのが
自分の演奏をちゃんと聴くこと。
録音を嫌がらず、
良いテイクを残して、自分の成長に使う。
これから僕が実践していくこと
- イントロから一気にエネルギーを出す意識
- ダイナミクスと音価を意識した練習
- チョーキングなど「音符以外の表現」を積極的に使う
- 演奏を録音してフィードバックする
- セッションに参加して、バンド感覚を鍛える
これらはすべて、
今後のライブやレッスンにもそのまま反映していきます。
最後に
今回のBJさんの話を聞けて、改めて思ったのは、
ライブは「正解」を見せる場所ではなく、
熱量を伝える場所だということ。
この気づきを、
僕自身の演奏はもちろん、
レッスンでもしっかり共有していきます。
ぜひ今後のライブやレッスンで、
その変化も感じてもらえたら嬉しいです。